コロナ禍のドタバタ帰国から7ヶ月。振り返ってみると本当に早い。

帰国後14日間の自主隔離が明けた翌日から、新居の立ち上げやお役所の手続き、学校関係の手続きや用品準備をして無事学校に送り出して一息つくや否や、船便到着。日常をこなしながら追い込まれ続け、夫リモートワークで家にいて落ち着かないし、なんだかんだで放置していたブログ。いい加減少しずつまとめていこうと思います。

 

今回は、6年間海外で過ごした帰国子女の日本の学校への適応について書きます。

まず中2長男。「中2なんて微妙な年頃で転校するなんて…」と不憫に思っていましたが、これまた嘘のように馴染みました。帰国生が多いからなのか、たまたま良い学年に当たったのかわかりませんが、皆あたたかく迎えてくれました。

アメリカではiPad1つリュックに放り込んで通学していた彼も、今は紙の教科書やノート、手書きのプリント等でパンパンのリュックを背負って通学しています。長くアメリカにいた割に、こういった日本の不便さを「こんなもんでしょ、日本は」と案外サラッと受け流す息子。私は彼を「繊細でいろいろ面倒くさいタイプ」だと思っていましたが、引越し・転校を複数回経験して、環境の変化に対する免疫力が鍛えられたか。

コロナ禍でいろいろな制限があるなかでも、クラス行事や部活動、友達と帰りに寄り道をしたり中学生ライフを満喫していることがとても微笑ましい。中3になって受験勉強が本格化するまでの束の間ですが、ぜひ存分に楽しんでもらいたいと思います。

自分で通学したり、コンビニ行って電子マネーで買い物したり、日本では小学生でもやっていることでも彼にとっては新鮮。親の車で移動するしかなかったアメリカ生活とは大違いで、社会的にもぐんぐん成長しているのを感じます。

勉強の方はと言うと、「授業はわかる、でもテストの点は取れない」という感じ。

他の生徒が中1から積み上げてきたテスト対策のノウハウを全く持ち合わせていないのだから仕方ない。テスト範囲の把握してすらちゃんとできてなかったっぽいです。ドリルや資料集などの副教材もうまく使いこなせていなかったようで、完全に丸腰でテストに挑んだような状態。そして、英語のテストでなぜか満点が取れない、という”帰国子女あるある”ももれなく経験。

初めて持って帰ってきた通知表(中2、2学期)は、英語が唯一の5、他はほとんど3とか2。アメリカでの成績は上々だっただけに軽くショックでしたが、日本の勉強のブランクが大きいんだから仕方ない。まあ中2の成績は高校受験に影響ないし、親がやんや言ったところでもう本人のやる気次第なので、しばらく様子を見守りたいと思っています。

先日は学校で初めての進学説明会があり、息子本人もいよいよ高校受験を意識し始めました。彼的には、立派な施設や英語の取り出し授業がある私立高校に魅力を感じつつも、多数の内部生(中入生)がいることが最大のマイナスポイント。やはりイチから人間関係を築ける公立高校に魅力を感じているようです。

また、彼にはなぜか【帰国子女】というレーベルに頼りたくない気持ちがあるようで、帰国枠ではなく、「5科目頑張る!」とか言ってます。社会科で学年最低点を取った人がどの口で言ってるんだ…?

 

次に小5長女。アメリカでみっちりK〜5th Gradeを修了して帰国。日本の小学校(公立)に通うのは初めて。アメリカでは日本人の友達もほとんどいない状態だったので、うまくやっていけるか心配でした。

結論を言えば、「友達関係は良好、勉強は厳しい、それでも学校は楽しい。」

私の見立てでは、帰国子女・ハーフ・外国人等がクラスの約1割と、なかなかのダイバーシティがあり、転入転出者も毎年数人いるらしいので、浮いた感じはないようです。クラスの皆も娘が日本語が得意ではないことを理解してくれ、たまに国語の授業で娘が答えて正解すると、「すごいじゃん!」と皆に褒められるんだとか。笑 アメリカでやっていたスポーツや音楽をこちらでも再開したことで、新しい仲間との交流も深まっています。

アメリカと日本の学校の違いを楽しんでいましたが、月日を重ねるにつれ、徐々に日本の学校の悪いところも目につくようになってきています。

授業中の私語が多い、ウロウロしている子がいるのに先生が何も言わない。(アメリカなら即Time-Out Room行き)

先生がスマイリーじゃなくて怖い。(マスクをしていて表情がわからないから余計そう感じる)

勉強のほうは、とにかく大変。まず、読み書きのスピードについていけない。板書をノートを取るのに必死で先生の話が聞こえてない。漢字が書けないので何度も黒板を見ては写す。とても時間がかかります。

ありがたいことに、今どきは業者が外国人児童や帰国児童向けにルビ付きのテストを作っていて、学校側が娘のためにこちらを用意してくれているので、テストの点はまあまあ取れます。国語でさえも、漢字の書き取り問題以外はさほどひどくない印象です。

漢字はもう、一生取り返しがつかないんじゃないかというレベル。来週、今年度最後の漢字検定(学校で団体受験)で2学年下の8級(小3修了程度)を受ける予定で、担任の先生が毎日ドリルを1枚宿題に入れてくれていますが、いまだ半分以上埋められない。合格は厳しそう。

とは言え、どんなにテストの点数が取れなくても、本人はへこたれることは全くなく、「ずっと日本にいなかったんだから、当たり前」と割り切っているので爽快です。メンタル強い。

最近では、6年制進級を目前にして、他のママさんたちに「中学受験するの?(帰国枠で)」なんて話題を振られることもしばしばです。

どうでしょうね。娘はじっくり理解するタイプなので、中2で中学課程を終了するようなスピード感のカリキュラムではちょっと難しいような気がしています。息子(ギフテッド)には向いていたかも、と今更思います。

帰国子女だと圧倒的に入りやすい有名私立中高一貫校はいくつか存在して、「帰国子女っていいよねー」となるわけなのですが、実際にそういう学校に入学した帰国生が、学力的に一般生についていけているのか甚だ疑問。

ギフテッドや一部の優秀な子を除いて、大半の帰国生は中高の学習内容はまだらのまま、英語を武器にそこそこの私立文系の大学に入り、英語を使う仕事に就職する感じ? 完全に私の想像ですが。

来年の中学受験で帰国枠を使っておかないと、高校受験ではもう年数オーバーで使えない(ICU以外)のも事実。でも学校の勉強だけでも十分頑張っている娘に、進学塾に通わせてもっと勉強させるという気には、まだなれない。本帰国後すぐに塾に通わせる家庭もあるけど、うちはまだその段階に踏み出せていません。

私立受験するとしても、ありのままの彼女を受け入れてくれる学校でいいかな。でもそれなら地元の公立中でおいしい給食を味わいつつ、ゆっくり3年間かけて適応して、ゆっくり高校選びするのもいいかな。

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