各種チームスポーツがシーズン制のアメリカ、3月下旬からサッカーの春シーズンが開幕します。
 
アメリカの少年サッカーの育成システムはよくできていて感心します。
この環境があってこそ、我が子たちはサッカーを続けられているようなもの。日本にいたら、もうとっくにやめているでしょうね…。
 

日本の少年サッカーは「過酷」(だと思う。)

日本でサッカーを始めようとすると、入会金やユニフォーム等指定品などの購入で初期投資が大きく、親としても「せっかく道具一式揃えたからには続けてよ!」と尻叩いて通わせる。
 
基本、1学年1チーム。20人以上いる低学年でも1チーム。
勝ちにこだわるので、公式戦でまともに試合に出られるのは半数以下。レギュラーになれなきゃ出番はほぼない。休日に家族揃って応援に行った試合で、ずっとベンチを温める我が子にがっかりする。
 
練習だけのために通ってるのか?
試合に出て勝つために通ってんだろ?
つまんない。やめたい。やめちまえ。
 
というループに陥って、サッカーは好きなのに、これから伸びるかもしれないのに、やめてしまう子が多いのは非常に残念なことだと思います。(我が子も渡米前はこうなる直前でした。)
 

アメリカではみんながレギュラー!

一方、アメリカでは、1チームの人数は各エイジグループの試合に必要な人数+サブ若干名。申込者が多ければ、それだけ多くのチームが編成されます。
日本のように、レギュラーばっかり試合に出てヘタクソは一生試合に出れない、みたいなことは一切ありません。
全員が常にレギュラーです。だから楽しい。
 

パパママコーチの活躍

子供が初めてサッカーを習うのは、地元の少年サッカークラブ(Community Youth Soccer Club)で、というのが一般的です。U6〜8はレクリエーショナル、つまり「サッカーの楽しさを知ること」が目的です。

コーチはチーム内の誰かのお父さんやお母さんで、チーム数が多い分コーチの数もたくさん必要になります。大学までサッカー一筋でやってきたセミプロ級のパパママだけでなく、ちょっとかじったことある程度のパパママまで、皆さん快くコーチを引き受けます。完全ボランティアです。

夕方6時からの練習でも、普通にお父さんがコーチをしたり、練習に連れてきたりするんですよね。始業時間が早い&通勤時間が短いアメリカならではの文化だと思います。
 

お手頃価格

1シーズン参加費 $80~100程度、チームカラー別のTシャツとソックス代込み。
平日1回の練習と週末1回の試合が約8週間続きます。U6〜U8の年代は主にインハウス(同クラブ内のチーム対抗)で戦います。
受付はオンラインで、シーズン開始の約2ヶ月前から、1ヶ月前には締め切り。
申し込んだ子供達をスキルレベルや居住エリアなどが公平になるようにチームに分け、約2週間前になってやっとコーチからメンバー発表、練習日時の案内などがあり、シーズンに突入していきます。
 
入会金なし、最低限揃えるものは、ボール、クリーツ、シンガードの3つだけ。シーズン前になると、Dick’sなどのスポーツ用品店の店頭には$30くらいの初心者向け3点セットがズラッと並びます。
 
全く新しく始めるスポーツが、$100ちょっとで1シーズンお試しできるって、とても良くないですか?
 

毎シーズン新しい顔ぶれ

チームメイトは同じ学校の子供だけでなく、隣の学校の子、私立に通っている子、ホームスクールの子などが混ざります。もっと言えば、異学年の子もいます。 *以下「エイジグループの分け方の変更」参照
 
シーズン毎にチームが組み替わるので、常に新しいメンバーに出会うことになります。幼少期からのこういった積み重ねが、アメリカ人の挨拶や自己紹介の上手さ、名前を覚えるのが早いことに繋がるのかなと勝手に思っています。
 
 
次回は、この次の年代、U9〜12についてお話しします。
 
 
*エイジグループの分け方の変更
長い間、アメリカとカナダはエイジグループを「学年区切り(9月〜翌8月)」の方法を採用していました。
しかし、FIFAなど国際的には生まれ年(1〜12月)で区切っているので、アメリカも世界標準に合わせようということで2016年秋に変更になりました。
この変更により、例えば2015-16にU-8でやっていた9〜12月生まれの子供は、翌シーズン2016-17にはU-10になる(U-9を飛ばす)、という現象が起き、ちょっとした混乱になりました。

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