中学・高校の学内のサッカー部は、春 or 秋シーズン(約2ヶ月。学区による)しか活動がないので、アカデミーチームでの活動がメインになってきます。
中学・高校など学校のサッカーで活躍が目立つ子は、大抵アカデミーチームに所属している子供かな、っていう目で私は見ています。サッカーが盛んな地域=複数のアカデミーチームがある地域=その学区のサッカーチームは強い、という図式になっていると思います。
 
また、この年代あたりから、サッカーで大学に行く(大学からのオファーを得て進学する)ことを意識する子/親がちらほら出始める頃でもあります。より強いチーム、今よりも上のディビジョンで戦えるチームへの加入を目指して、複数のクラブのトライアウトを受ける子もいます。
 
学業も年々大変になってくる時期なので、頑張って両立していくことになります。
 

本格的なトレーニングの開始

U-12までは、これからの本格的なトレーニングに向けての耐性をつける基礎・準備期間でした。
U-13からは、本格的なトレーニング=”サッカーらしいサッカー”を学ぶフェイズになってきます。
 
U11〜12くらいまでは、体が大きい子、足が速い子、パワーがある子が身体能力任せに動いて活躍するというのがよくあるパターンで、一人でガーっと走ってボール取って、ガシガシドリブルして思いっきりシュート。チームに1〜2人上手い子がいるだけで勝てました。
 
でもこの頃になると、そんな自己中プレーは通用しません。きちんとポジションを意識して、正確なパス、正確なトラップ、広いフィールド・長い試合時間への対応を求められてきます。足の速さやパワーだけではなく、テクニックと戦略が物を言うようになります。チームメイトとコーチとの連携がより重視されていく頃だと思います。
 
また、体の成長差が大きく出るときでもあります。
相手によく吹っ飛ばされていたチビで華奢な子が、急に背が伸びてがっしりした体つきになったりします。逆に、大きい子だなーと思っていた子が周りの子供の成長に伴って、埋れていくこともあります。
これにより、チーム内での序列やポジションが変わることも。こればっかりは遺伝子レベルの話であり、本人の努力と関係なく起きてしまうので、不本意な思いをすることもあるでしょう。
 

コーチの指示に忠実に応えようとする日本人、自分のアイデアを表現することを尊重するアメリカ人

ここだけの話、私が見ている限りでは、アメリカにはコーチの指示を聞かない子供が多い。

話は聞いてるけどその通りに動けないのか、そもそも聞いてないのか、たまたま周りにそういう子供たちが多いだけか、わかりませんが。年齢が低い時ほどこの傾向は強かったですが、この年代になってもまだあります。
これは日本での少年サッカー経験がある息子にとって、ストレスを感じるポイントのようです。チームメイトの予測不能なプレーに「なんで?! コーチがさっき、○○しろって言ってたじゃん!」と苛立つことがしばしばあります。
 
コーチの指示に忠実に応えようとする日本人と、自分のアイデアを自由に表現することを尊重するアメリカ人。文化の違い、ということで受け止めるしかないです。
 

アカデミーでサッカーをするのには年間いくら必要か?

  
この近隣のアカデミーチームの年間クラブ会費の相場は、エイジグループにもよりますが、年間で$1,500〜2,500です。
クラブ会費のうちの多くを、コーチのお給料とフィールド使用料が占めるので、ボランティアコーチ(無償)がいるクラブ、通年屋外で練習できる地域(屋内練習場のレンタル料は高い)、クラブが専用の練習場を所有している、比較的安い公立の練習場を確保している、といった場合は、会費が安く抑えられます。
 
年会費やその他諸費用については、クラブのウェブサイト上に明記していない場合が多く、直接問い合わせるか、トライアウトに参加して資料を入手しない限り知りえない情報であることが多いです。
ウェブサイトに明記しているクラブは良心的で好印象です。法外な値段ではないだろうと分かっていても、実際いくらかかるのかは気になりますよね。
 
クラブ会費に含まれるもの:$1,500〜2,500
春秋期の屋外トレーニング
春秋期のリーグ戦
冬期の屋内トレーニング
トーナメント参加費
保険代 など
 
これ以外にかかる費用: $2,000〜3,000?
ユニフォーム等指定品 約$300
トーナメント旅費 約$500〜/回(Stay & Play Tournament:指定ホテル2泊+旅費+飲食代)
オプショントレーニング代(任意)
ガソリン代($$$?)
用具代(クリーツ、インドアシューズ、ボール、フットサルボール、シンガード等)$150〜200?
 
無意識になりがちですが、日々の練習や試合の送迎にかかるガソリン代もチリツモです。
クリーツ(スパイク)やインドアシューズも毎年のように買い替えますし、せっかく大きめのユニフォームを買ったのに翌年モデルチェンジのため総入れ替えせざるを得なくなったり。
子供1人サッカーやらせるのに、なんだかんだで年間$4,000〜5,000です。
 
トータルの年間費用を大きく左右するのは、年会費よりもトーナメントの参加回数。
年に何回トーナメントに参加するかは、各クラブの方針によります。年会費が安いからと選んだクラブでも、トーナメントに多く参加するクラブだとどこよりも費用がかかったりします。1回あたり少なくとも約$500ずつ上乗せになるイメージです。
 

アカデミチームと学校サッカーの掛け持ちについて

この年代で議論となるのが、
「アカデミーチームの活動」と「学校サッカー」が重なる時期(春 or 秋)に掛け持ちでやるかどうか。
 
学校のサッカーは、一応トライアウトがあるとは言え(ない場合も)、アカデミーチームの技術レベルには及びません。しかし、コミュニティサッカー時代から一緒にやっていた仲間やクラスメイトとプレイできるんですから、楽しいに決まっています。
 
しかし、1シーズンだけとは言え、学校サッカーとアカデミーチームの活動を掛け持つ時期は、週6〜7日プレーすることになります。時には、学校サッカーの試合でフルで走り回った後に、アカデミーの練習があったりなど、心身ともに疲弊する日々を送ります。
 
誰にでも充分な休息が必要なのは無論、特に身体が急成長するこの時期の過度なトレーニングは、脳が判断を鈍らせやすくなり、思わぬケガにつながるとのこと。そのケガは数週間、数ヶ月、下手したら数年引きずる可能性もあります。実際見ていても、例年シーズン後半になるに連れて、ギプスをしている子供や長期欠場する子供が増えていきます。
 
アカデミーと学校サッカー、両方やりたい場合は、事前に参加配分をコーチと相談して調整することが推奨されています。体の負担を考えつつ、どちらのチームにも迷惑をかけないようにするのがマナーだと考えられています。
 

より高いレベルで戦うチャンスも

U13からは、州リーグに参加しているアカデミーチームのうち、トップクラスの強いチームはナショナルリーグ(全国リーグ)に昇進します。
USユースサッカーでは、全米55リーグを13カンフェレンスに分けています。在住州の所属するカンフェレンスの中で、各州の選抜チーム同士で戦うことになります。
 
こうなると、シーズン中の試合の半分は地元ホームフィールドですが、半分は1〜2州またいでの試合となります。トーナメントとなれば全国規模で、飛行機に乗って行くほどになります。
強くなればなるほど、遠征が多くなるのは日本でも同じだと思いますが、ただでさえ広いアメリカの場合はその移動距離は半端ないです。
 
さらに、優秀な選手はOlympic Development Program (ODP)に選抜され、さらにハイレベルなトレーニングを受けます。日本で言うところの「トレセン」みたいな感じです。
 
サッカーに限らず、どの競技でもそうでしょうけど、子供の華々しい活躍をサポートする家族も時間的&金銭的に相当大変なものと想像できます。ケガの心配も尽きませんし。
でもこういった家族が世の中にはたくさんいるんですよね。

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