新型コロナウイルスの感染対策で3月中旬から家にこもっており、学校も今学年末まで休校になったので、このまま本帰国まで四六時中ずっと、家族全員で自宅で過ごすことに。
もうすでにアメリカで生活をしている感覚はなく、どこか長期の旅行にでも来ているような感覚です。
夫は自宅で仕事をする傍ら、着々と帰任手続きを進めています。

先日、自宅前に“For Rent”の看板が立ちました。子供たちに本帰国のことを伝えるタイミングは1ヶ月前でいいかな、と考えていたのですが、看板が出ちゃったので隠し通すのは不可能。即、その日に伝えました。

こういう時、アパートメントだったら子供に本帰国を伝えるタイミングをもう少し先延ばしにできたし、近所に引っ越しを知られなくて済んだんですね。赴任時にそこまで考えて自宅探ししてないですよ…。看板が立つや否や、複数のご近所さんから「引っ越すの?」の連発。

 

さて、2ヶ月後の本帰国を知らされた子供たち。もちろん多少困惑していましたが、「やだ!アメリカに残りたい!」といった抵抗は全くなく、「あ〜、いよいよこの時が来たか〜」みたいな反応。

”いつまで続くかわからないNew Normal (新常態)ではアメリカにいたって楽しいことはない。日本も外出自粛中だけど食べる楽しみがあるし、日本の授業についていけるか心配ならそれこそ早く帰国したほうがいい。”

といった話をしたら、すぐに気持ちは切り替わり、日本での新生活に期待を寄せるようになりました。もし今、普通に学校に通い、イベントや習い事で充実した日常を過ごしていたらもっと取り乱したかも。こんな時だからこそすんなり受け止められたんだと思います。
そして、これまで見送ってきた大勢の日本人の仲間たちも同じような経験をして、ついに自分たちの順番が来ただけ。はじめから分かっていたこと。いろいろ理解できる年齢になっていて、親としては助かりました。

これで少しは日本語の勉強に拍車がかかるか?と淡い期待もしましたが、残念ながら今のところそんな様子は見受けられません。日本の学校に入って本人が実際に危機感を肌で感じない限り無理でしょう。

 

駐妻の私的には、この6年、いつ本帰国になっても悔いのないようにやりたいことは優先順位をつけてこなしてきたので今更悔いはないですが、やはり子供のことでいろいろ思うところはありました。
でも、よく考えてみたら、実は結構どうでも良いことばかり。

娘がキンダーから6年間通った小学校。卒業目前だったのに卒業式をすることなく終わる。
→これから日本で修学旅行も卒業式も経験できるんだからOK!

子供たちがずっと一緒にサッカーを頑張ってきたチームメイトやコーチに会うこともなく終わる。
→プライベートの付き合いがあるほど親しくしていたわけではないんだからOK! サッカーやりたければまた日本でやればいい!

家族でゆっくりヨーロッパを周遊したかったし、もう一度カリブの青い海でバカンスしたかった。
→日本国内や日本から行きやすい国を攻めればいい! 海ならオセアニアや東南アジアの海のほうがむしろ凄いし!

 

”日本のお父さんは残業残業で家族団欒どころじゃないし、子供も部活や塾忙しく、家族全員が同時に長期の休みなんて取れない”

本当にそうか? ”日本だから無理、駐在中だからできる”、ということはなく、結局のところ本人次第なのでは。

自分のやりたいようにやる。できる時にやる。人は人、自分は自分。

そんなメンタリティはアメリカでずいぶん鍛えられたと思います。

アメリカ駐在生活がこんな形で終わることになるとは思いもよりませんでしたが、今は帰国後の生活を妄想するのが一番の暇つぶしです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください