小学校のGATEプログラムは”One-Size Fits All”型

我が子が通う学区の小学校では、4・5年生のギフテッドの子供が一緒に活動しています。
ギフテッドプログラム(GATE)対象者は例年1学年約60人中に2〜5人程度。
4・5年生合わせてだいたい7人前後のクラス編成で、週に2回、45分ずつの取り出し授業という形を取っています。
 
1年間で3つのキャップストーン(実践プログラム)に取り組んでいます。
 
一例を挙げると、以下のようなものがあります。
 
  1. 自分でストーリーを書き、本格的に製本。地元の図書館でAuthor Read-alouds(著者による読み聞かせ)を開催
  2. 環境問題など、けっこう真面目なテーマのディベート 
  3. からくりボックスをデザインして制作 
  4. 経済学教授を招いて株式投資について学び、シミュレーションソフトで株の売買を疑似体験
 
1や2は言語分野のギフテッドの子供が得意とするテーマ。
となると、うちの息子のように言語分野が標準以下の子供にとって、苦痛以外の何物でもないものでした。
逆に、3や4は数学分野に長けた子供にとっては、楽しくて仕方がないテーマです。
 
このように、この小学校のGATEプログラムは時間や人数などの制約から、個々のニーズに完全に合致させることはできていません。でも、普通のクラスで時間を持て余すよりは、有意義で新しい経験や発見をできる場所だと思います。
 
中学からの自己選択型GATEプログラムに向けて、自分の好みを知るための助走期間と捉えて良いと思います。
 

中学校のGATEプログラムはとってもフレキシブル

中学校になると、1学年300人のギフテッド数は約30人。
GATEキッズだけの取り出し授業以外に、自由参加型のテーマ別ランチグループやフィールドトリップ、ゲストスピーカーによる講演会も多数あり、生徒が興味に合わせて選べることになっています。
 
興味があるものだけ選んで参加できるので無駄がなくて楽しい
息子を例に挙げれば、言語分野が苦手な彼は、文学/ディベートなどの言語系のテーマは完全スルー、理数/クリエイティブ系のテーマには至極マメに参加、といった感じです。

あれもこれもやりたい子は複数の活動に参加してる一方、これだけのオプションがあっても興味があるテーマが見つからない子はどれにも参加しません。それでもオッケー。完全に個人の自由です。
 
自由参加型の活動は具体的にどんなものがある?
例えば、こんなものがあります。
ランチグループ(ランチタイムに食事をしながら活動。期間限定もの、通年ものがあります)
Geography Bee(地理クイズ)
チェス
ハリーポッター研究
カップケーキデザイン
 
ワークショップ
プログラミング
ラジコン制作
シェイクスピア研究
模擬裁判 Mock Trial
 
ゲストスピーカー講演会(今年度の例)
NASAのテクノロジスト
大学病院の神経科医
ゲームクリエイター
IBMワトソン(AI)の広報マネジャー
医療施設認定評価機構(医療施設の評価をする第三者機関)
アニマルシェルターのドッグトレーナー+セラピードッグ
 
フィールドトリップ
社会見学系 = 植物園ツアー、建築ツアー、ガラス工芸体験など
ワークショップ系 = 小説ライティング、写真撮影テクニック、演劇ワークショップなど
コンペティション系 = 数学系ゲーム、チェストーナメント、環境問題プレゼン、Geography Bee、Poemなど
 
参加したいから勉強もがんばる
通常の授業を抜けて参加するような講演会やフィールドトリップなどの場合、欠席する授業の先生全員から承認のサインをもらいます。
成績が良くないとか、課題が遅れている場合は、先生が許可をくれない=フィールドトリップに行けない、ということが起きるので、普段の勉強も頑張るモチベーションにもなっています。
 
他校のギフテッドとも交流
コンペティション系イベントでは、他の学校のギフテッド達と一緒になることが度々あります。自分の周りのギフテッドにない能力を持った子供たちとの交流は少なからず良い刺激になっていると思います。
 

まとめ、母の所感

スクールイヤーも後半に入って勉強が忙しくなってきたようで、「テスト前だから授業を抜けたくない」と言ってGATEの活動を控えることも増えてきました。
アメリカのギフテッド教育を受けられるのも、帰任までの期間限定。母としては、がむしゃらに体験しておいてほしいくらいなんですけどね。

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