アメリカで犬を飼うにあたり、一番引っかかっていたのが犬の帰国手続き。
急な帰国にも常に備えておくのが、駐在員ペットオーナーの責任だと思います。
 
アメリカ(狂犬病あり)から日本(狂犬病なし)へのペットの入国の準備は時間がかかります。
狂犬病の抗体検査の結果は血液採取日から2年有効なので、帰国時期が全くわからず、早くも遅くもなる場合には、早めにプロセスを進めておいても損はないと思います。
 

「空港検疫での拘留なし」で一緒に帰国したい

狂犬病抗体検査ための血液採取から180日が待機期間。これが過ぎていないうちに日本へ飛ぶと、待機期間満了まで日本の空港内で拘留されることになります。
 
空港での拘留はかわいそうだし、お金もかかります。
よほど近くに自宅がない限り、自分で1日2回の世話をするのは現実的ではないので、拘留中の世話は専門業者にお願いすることになるんです。(1日約3000円)
ペット連れで帰国される方は、この「拘留」を避けるために早くから準備をするわけです。
 

予め抗体検査を受けておけば、最短40日で一緒に帰国できる

以前、日本から犬を連れて来た駐在員家族が、1年足らずで帰任になりました。当初、赴任期間は2年と言われていたのですが、会社の都合で急に帰ることになりました。
駐在員の場合、こういうことが結構あるんですよね。
 
その時点で、本帰国まで1ヶ月半しかありませんでした。
しかし、そのワンちゃんは渡米後すぐに抗体検査を受けていたので、「40日前までに日本の検疫に事前届出書提出」というステップからの手続きで間に合い、無事に帰国して行きました。
 
赴任期間が1〜2年と短期で、急な帰国もありえる場合は、渡米後早めに抗体検査を受けておいたほうが安心です。
抗体検査の費用は高額になりますが、長期の拘留で発生するワンちゃんの不安感や世話代行費用を考えたら、安いとすら思えてきます。
 

アメリカで子犬を飼い始めるなら、帰国まで何ヶ月必要?

我が家のように、アメリカでペットを飼い始める家族も多いと思います。
アメリカで子犬を飼い始める場合は、一緒に帰国できる(拘留なし)のは、最短で生後約10ヶ月です。つまり、子犬を家に迎えてから帰国まで、最低約8ヶ月必要ということになります。
 
抗体値が基準に達しなかった場合の再検査や体調不良による予約変更などを考えて余裕を持たせると、帰国の10ヶ月前には子犬を迎えておきたいですね。
 
【例1】最短スケジュール 生後約10ヶ月(=300日) ※4月1日生まれの子犬と仮定して算出
4/1  子犬誕生
5/26  子犬お迎え (生後56日)
6/30  マイクロチップ挿入、狂犬病1回目 (生後91日)
7/30  狂犬病2回目、抗体検査(狂犬病1回目より30日)
           12/17までに事前届出
1/19頃 事前健康診断→裏書き取得
1/26   日本入国(抗体検査から180日後)
 
 
【例2】抗体検査の結果が基準値に達していなかった場合、再検査=上記プラス約3週間(=生後321日)
4/1  子犬誕生
5/26  子犬お迎え (生後56日)
6/30  マイクロチップ挿入、狂犬病1回目 (生後91日)
7/30  狂犬病2回目、抗体検査(狂犬病1回目より30日)
8/20  抗体検査結果到着(約3週間後)→基準値達せず、NG
     狂犬病3回目、抗体検査②
9/10  抗体検査② 結果到着→基準値超え、OK
    1/7までに事前届出
2/9頃 事前健康診断→裏書き取得
2/16  日本入国(抗体検査②から180日後)
 
 
ちなみに、シェルターなどから成犬を迎え入れた場合は、マイクロチップ挿入や狂犬病の接種まで終わっていて、すぐに抗体検査のステップに入れる状態であることが多いので、帰国までに必要な期間は6〜7ヶ月となります。
 

まとめ

ペットがいる駐在員家庭にとって、一番厄介なのは急な帰国です。
そうなっても困らないように、最短40日で一緒に帰国できるよう準備をしておかないといけませんね。
駐在期間が長くなる場合でも、マイクロチップの挿入は迷子防止のために早めに済ませ、そして空白期間なく狂犬病予防接種を定期接種することが大切です。
 

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