息子から、他のギフテッドの子供たちの話を聞くのが大好きな私。
 
以前、息子が「すげーな、こいつ」って思う子供たちについて書きました。
 
今回は逆のパターン。
 
「何が飛び抜けているのかわからない、謎のギフテッド」のことを書きます。
 
 
ギフテッドプログラム(GATE)に参加する子供たちの多くが、
 
  • 常にHonor Rollの表(成績優秀者リスト)に載る
  • 英語はアドバンスクラス、数学は1〜2学年飛び級は当たり前
  • オーケストラの最上位グループに在籍
  • オナーズバンドで上級生を差し置いて主席(First Chair)
  • 様々なコンテストに出場して賞状やトロフィーを持って帰る
 
など、多方面で忙しく活躍しています。まるで泳いでいないと死んでしまうマグロのよう。
 
ご存知のとおり、一般的にギフテッドと診断されるIQの数値は130。
我が息子のIQもそのへんで、いわゆる普通のギフテッド Gifted/Moderately gifted です。なので、GATEの子供たちの中ではどノーマルの多数派、むしろ底辺の部類なんじゃないかと思っています。
 
それでも、そんな彼が「あの子はなにが得意なのかわからないんだよね」というような、活躍が目立たない子も何人かいるんです。
 
  • 成績優秀者リストに名前が載らない
  • オーケストラやバンドをやっていても一般クラスのみ
  • GATEのフィールドトリップやランチグループにもほとんど参加しない
  • もしかしたら、GATE全員”強制参加”のイベントでしか見かけないかも?
 
といった幽霊部員(?)です。
 
 
息子と近い関係の子にもそういうタイプのギフテッドがいます。
 
まず、1人は、仮に「A君」とします。
頭の回転が速く、ボキャブラリーも多い。(言語理解力が低い息子は大抵言いくるめられる。)精神的にもとても大人びています。しかし英語も数学もアドバンスクラスではあるけど、成績が特に良いわけではないんです。
 
そんなA君、皆が白シャツを着てくるコンサートに毎回真っ青なシャツを着てきたり、普段ほとんどスポーツをしないのに突然レスリング部(もちろん未経験)に入ったり、軽くぶっ飛んでいます。
 
もう一人は、「B君」。
とにかく興味がないのか、GATEの活動にはほとんど参加しない彼。しかし我が校では少数派の男声コーラスに所属し、学校のミュージカルにも毎年出演(希望参加でオーディション制)するなど、精力的に活動しています。勉強の方はA君と同様、アドバンスクラスですが成績優秀者リストにはあまり載りません。
 
最近は落ち着いたようですが、小学校の頃は感情のコントロールがうまく行かず、突然ランチルームで発狂して泣き出したりしちゃうタイプの子でした。周りは「またB君のアレ、始まったよ…」ってくらい慣れていたようです。
 
 
個人的には、コンテストにバンバン出て目立っている子よりも、実はA君やB君のような子がとても興味深い存在だったりします。「脳ある鷹は爪を隠す、か?」と思うと、能力が炸裂する瞬間を見逃したくない気持ちになってしまうんですよね。
 
 
先日、息子に「GATEの子たちって、ほんと面白いよね〜」と振ったところ、
 
「Nerdだよねー」
 
とサラリと返す息子。
※”nerd”の単純な和訳である『オタク』と言うより、もちろん ↓こちら↓ の意味合いで言ってる。
“A nerd is a person seen as overly intellectual, obsessive, introverted or lacking social skills.”(知力高すぎ、執着心が強い、内向的または社交性が低い人。[Wikipediaから引用]※
 
自分もその”Nerd”の一員であることは認識していないような客観的な口ぶりでしたが、普通なら浮いてしまうようなNerdが普通というGATEクラス。変人扱いされたりイジメの対象になることはなく、どんな子も普通に受け入れられてもらえる環境。
居心地の良い場所を与えてもらって、本当にありがたいなと常々思っています。

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