一時帰国中に、帰国生編入枠がある私立中高一貫校を数校見学してきました。

過去の一時帰国でも学校見学はたびたびしてしてきたのですが、それらの学校のほとんどが、高校からの募集がない”完全中高一貫校”で、小6までに帰国して受験するつもりでいた学校。駐在の任期が延びてすでに中学生になった今、もはや受験すらできない学校になってしまいました。

気を取り直して、今回「帰国生の編入受入れをする学校」をターゲットに情報収集してきましたので、手順やコツを覚書きを兼ねてまとめておきます。


まず、編入募集情報を入手

各都道府県私学協会ホームページに「転・編入」に関する情報が公開されます。例年、1学期(前期)編入の募集は2月下旬、2学期(後期)編入の募集は6月中旬に発表されています。

都道府県私学協会のリンク一覧 http://shigaku.or.jp/transfer/index.html(財団法人 私学教育研究所)

毎年定時募集する学校と、欠員募集(転出等で欠員が出たら募集するので毎年募集があるとは限らない)の学校があります。

編入募集校リストを参考に、希望の条件に合う学校をピックアップします。帰国生が多い学校が希望なら、中学受験の帰国生入試状況も要チェックです。帰国生受験の出願条件が「外国滞在年数1年以上」とか短期間でもOKな学校だと、生徒の英語力はあまり高くなく、がっつり日式の受験勉強をして合格した子供が多いのかなーと思われます。

注意すべき点は、受験資格が「条件なし」の場合、他県からの転入や公立校からの転入も受け入れるという意味なので、帰国生のアドバンテージを活かせる待遇はあまり期待できません。日本人学校や大都市の日系塾でバリバリ受験準備していた場合はチャンスがあるかもしれませんが、現地校育ちには敷居が高いと考えられます。


お目当ての学校に電話で問い合わせて学校訪問予約

編入募集をしている学校の事務室に電話をして、学校見学をしたい、パンフレット等資料がほしい、などと伝えると、入試担当や広報の職員に繋いでくれます。定期試験などがある時期は先生方は忙しく、直前の電話だと学校訪問のアポはなかなか取れません。興味がある学校があれば、早めにアポイントを取っておくと良いと思います。

もちろん、日数に余裕がある場合はメールでやり取りしても良いと思いますが、
電話の応対で”感覚的に”分かることも多いので、あえて電話にしてみるのも手です。
事務員の言葉遣いから感じ取った、気取った雰囲気・明るい気さくな雰囲気は、実際足を運んでみるとけっこう的中していたりします。

電話をかける時間帯は、なんとなく忙しくなさそうな時間帯を狙います。朝の登校時間やお昼休み中は避けます。

同じ日にその近くの学校を数校まとめて見たい!と、アポを1日に詰め込もうとしてしまうんですが、交通が便利な都内でも、意外と移動時間がかかるんです。私の経験からすると、1校の見学・相談の所要時間は30分〜1時間です。余裕を持った訪問スケジュールを組むことをおすすめします。

 

学校を訪問する

学校見学のアポイントを取ってから行くと、入試担当か広報の職員が個別に説明&質問に応じてくれ、帰国生の様子や未公表の情報など、ホームページや資料にない情報を得られることができます。また、校内見学では、授業中や昼休み中の生徒の様子、先生と生徒の距離感などを垣間見れたりもします。


学校訪問のアポイントが取れなくても大丈夫。とりあえず行ってみる!

一時帰国中は何かと予定がありますし、先生方も忙しいので、都合が合わずにアポが取れないこともあります。その場合は、学校案内等資料だけでももらいに行きたい旨を伝えておきます。

学校を訪問するだけでも、意外とたくさんのことが分かるものです。

– 通学路と近隣環境(交通量、駅からの距離、歩車分離か否か、等)
– 校舎外観(建物が古くても手入れが行き届いているか、ゴミが落ちていないか)
– 事務員さんや守衛さんの対応と雰囲気
– 生徒の雰囲気(昼休みや下校時間帯を狙います)


私立中高一貫校に帰国枠編入か、公立中学か。

我が子が希望する学校の条件は、帰国子女が多く、英語の取り出し授業を行っていて、理系に強い学校。今回訪問した学校の中には、残念ながら、条件にピッタリくる学校がありませんでした。

英語圏からの帰国生は「私大文系」しか目指せない雰囲気(国立や理系ではなく、英語だけを武器にして行ける大学)だったり。

帰国生向けの対応は少なく、優秀な一般生の英語や国際感覚を養うツールとして帰国生を受け入れているような印象を受けたり。

日本人学校出身や大手進学塾のある大都市からの帰国生しか受からないんじゃないの?って思うような高い学力を求められる学校だったり。

また、編入できたとしても、中高一貫校だと進度がハイペースで、中2の夏には中学の学習内容をほとんど終えている頃。これをキャッチアップしていくのは相当の努力が必要と思われます。
中高一貫校なら高校受験をしなくて済むのは最大のメリットです。しかし逆に言えば、高校受験で他校を受験&転出するというのは現実的ではないわけで、たまたま空きがあって編入した学校にそのまま高校卒業まで在籍する流れになりそうなのも引っ掛かりました。よほど気に入っている学校なら問題ありませんが、妥協して入った学校なら不本意な結果になりそうです。


数少ない編入受入れ校から選ぶよりも、普通に近所の公立中学に転入して、高校受験を目指す、という選択もあります。この場合は、国公私立、選び放題です。

しかし、思春期の繊細なお年頃で普通の公立中に転入して馴染めるものなのか?
高校はやっぱり私立の帰国枠? 公立校は国・理・社の内申点が取れなくて厳しい?となると、実際はそれほど選択肢はないかも?

 

思い返してみれば、日本人学校や日系塾がない当地の現地校から、国公立の帰国子女受け入れ校(大学の教育学部附属校等)に編入したケースも少なからず聞いたことがあります。

もちろん編入試験がありますが、外国居住年数が長いバリバリの帰国子女の方が受かりやすそうだし(教育学部の研究材料として役に立つ人材だから?)、私立進学校に入るよりはソフトランディングになるかもしれません。ただ、国公立附属中学から附属高校への進学は完全エスカレータ式ではないので、頑張らないと内部進学できず、高校は他校を受験することになります。

 

結局、最優先すべきは・・・(まとめ)

こうやっていろいろ検討したりシミュレーションしていますが、なんだかんだ言っても、学校の教育方針だとか進学実績だとかは二の次ですよ。

「子供がすぐに馴染めて、楽しく通い続けられる環境であること。」 結局、これが最優先条件です。

不登校とか、引きこもりとか、、、それだけは絶対に回避せねば。

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