アメリカで入居者募集中の看板が出ると、まだ居住者がいる状態でも不動産屋さんのエージェントが内見希望者を連れて内見に来る(もちろんアポ有り)というのが一般的。

日本では、居住中の物件の場合はたいてい内見不可だと思いますが、アメリカでは人が住んでいようが関係ない。
アメリカ赴任前、夫が家探しに来た時もエージェントに連れられて内見した物件のうちの数件にはまだ人が暮らしていて、もちろん内見時にも在宅。
「なんか申し訳なくてあまりじっくり見れなかった・・・」とぼやいていました。
アメリカ人はお互い気にしないものなのでしょうかね。。。

さて、外出禁止令が敷かれている今、実際に居住者がいる物件に入っての内見はできません。不動産エージェント自身も感染防止のため物件に立ち入るわけに行かないので、現居住者が内見希望者とFaceTimeなどでバーチャルハウスツアーをするという方法を取っているようです。

我が家の前に入居者募集の看板が出てから1週間足らずで、エージェントから「内見希望者がいるからFaceTimeで家の中を見せてあげてくれる?」と連絡あり。慣例的に(契約書にも書いてあるのかも)貸借人側は内見を拒否することができないので、対応せざるを得ません。

私としては、内見の相手なんてするのはイヤ。めんどい。こんな煩わしいこと、この1回で済ませてやる!(この人に契約してもらう)くらいの意気込みで、猛烈な勢いで家を片付け、 夫婦でFaceTimeして予行練習したり、気合を入れて挑みました。

エージェントから内見希望者の方の名前が届くと、女性名だったので、
「まあこういう家の事は、女性同士の方がいいでしょ」
と、夫はこんな面倒をさらりと私に任せてきました。わからんでもない。私が内見者の立場でも無愛想なアジア男よりは女性のほうがいい。。。


約束の時間に電話をかけると、応答したのはとても感じの良い中年女性。仕事の都合でこの町に引っ越してくる予定だとか。(遠方在住なのでそもそもオンライン内見で済ますつもりだったっぽい。)

まず玄関からスタートして各部屋を映していきました 。特に女性が気にする水回りはきちんと見えるように意識。キッチンの仕様や収納の特徴を観せながら説明。バスルームの浴槽にはジャグジー機能が付いていることも忘れずにアピール。「この部屋は夏場は暑くなりがちだから扇風機が必須」とか住んでいるから分かる情報も加えつつ。

家中をひと通り歩いて観せた後、玄関から外に出てコミュニティの良さや安全性、芝生や植木のケアは業者の定期メンテが入るから何もしなくていいことなど、とどめのアピールをして約20分ほどでバーチャルツアー終了。

脇汗かきつつ奉仕した甲斐あって、とりあえず彼女はこの物件をとても気に入ったようで、「ぜひ借りたい。エージェントと話するね!」と言ってくれました。
ただ私たちの退去日と希望入居日の折り合いがちょっと合わないんだそうで(2〜3日早く入居したい)その調整がうまくいくかどうかにかかっています。

振り返ってみると、
ああ、あそこはこの角度から観せたほうが良かったなぁ、とか、
あそこはちょっと説明が足りなかったなぁ、とか、
反省点もありますが、不動産の仕事もしたことない素人が初めてやったにしては、我ながら上出来だったと思います。しかし、本来はエージェントが足を運んで行う内見。私が内見を代行して契約が取れても私には一銭にもならない。手間賃ほしいよ。

家を探している側にとっては、その物件をよく知らないエージェント(ただ契約を取り付けるだけ)と内見するより、実際に住んで物件を熟知している居住者と話せる内見はメリットが大きい。もし自分がまたアメリカで家探しをする事があったら、居住者がいる物件を敢えて選んでオンライン内見したいくらい。でもコロナ禍でもなければ、やはりエージェントとのFaceTimeになっちゃうかしら。

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